sakura

・桜

桜が散り、地面が桜の花びらで埋め尽くされ、花びらが散った桜の木は緑色の葉を元気に生やしている。…もう春やってきたのだ、ということを無意識に悟らせる。

大学の入学式と桜の散る頃はたいてい一致している。だからこそ桜が満開になり散っていくこの時期は入学式という印象が自分の中でも根強くある。だが、それも今年で最後だ。最後の、大学生活も6年目に突入するのだ。

最後だからと言っても特に何もせず、桜が散るのを通学、帰宅時に見かけるだけだ。花見をする訳ではない。もう何年も見てきた桜の光景を見ても、花見をしよう、とも思わなかった。昔に比べてずいぶんと淡泊になったものだ。

海外の人からすると、この桜が咲くのは”特別な”光景であっても、僕からすると”恒例な”光景である。かつては”初めて”や”特別”に思えたものも、今ではすっかり”恒例”や”当然”と思ってしまうようになり、幼い頃に比べてずいぶんと単調な一年を送るようになってしまった。これが年を取るということなのだろうか。

 

・さくら

話は変わるが、サザンオールスターズは、「夏」「爽やか」をイメージさせる曲を出している(下ネタソングも忘れてはいけない)。しかし、「さくら」というアルバム例外だ。これは暗い作風や上記のハードロック、プログレを意識してあったとう。そのためライトファンが離れたという記述がある*1。しかし、僕個人の印象としては、このどこか暗い独特な雰囲気を持った曲をこれはこれで結構気に入っている。だが、それぞれの知名度の低さと暗さ故に、人前で歌うことは決して無い。ただ、マイフェ○レディなんて曲、ようタイトルにしたわ。ちなみに、「爆笑アイランド」という社会風刺を織り交ぜた曲がある。16年近く前だが、皮肉なことに未だ通じる歌詞である。

 

さて、さくらと関連した話はここまでだが、せっかくなのでもうサザンについて少し語ろう。このサザン、かつては相当やりたい放題やってたと思う。CDのジャケットに女性の胸が露出した物を使ったせいで、当時の音楽番組で紹介される際にモザイクがかかったという話は、今では絶対にあり得ないことだ。それ以外にも、シュラバ☆ラ☆バンバ、エロティカセブン、マンピーのG☆SPOTと、エロス三部作とか呼ばれるものも作ってるし、ある意味すごい。※シュラバ☆ラ☆バンバはNTTドコモの初代CMソングだ!

そんなサザンも数年前に復帰してからというもの、”平和”などを意識した曲が多いような気がする(下ネタソングも相変わらずだけどね!!)。全体的に、歳を取ると、やはり丸くなるものなのだろうか?下手にふざけて炎上することもあるしね、パフォーマーとしては自由にやりにくくなってる、という現状考慮する必要があるかもしれない。